京都旅1・新幹線に乗って

01 18, 2017
今日はこれから京都。ひとりで。

なおやんも今日はたまたまお休みなので、「えー僕もゆかりこについて行こうかな~。ていうか今から一緒に金沢行かない?!」と、また私を惑わすようなことを言ってきたけど、今回はKYONとの会合を兼ねた京都旅なので、なおやんの言葉はスルー。

10時前に品川駅に到着。

品川から新幹線に乗るのだ。
ひとり新幹線旅・・・となると、メルヘンのサンドイッチでもつまみながら行きたいところだけど、約2時間後には京都に着くので、ここはセーブ。お昼は着いてから食べることにする。

10時7分発ののぞみ221号に乗車。


お昼には京都に着くんだから、近いもんだ。

で、今まさに新幹線に乗りながら書いているわけだけど、私の隣にはバリバリのビジネスマンが座っている。超、仕事してる・・・
そしてその横で、おもむろにお菓子パーティーを始める私。

北海道で買ってきたじゃがポックルと、香港で買ってきたパンダクッキー。ウキウキ

この後は読書しながらまったり過ごそう。
持参する本を本棚から選ぶ際、今回は京都女子旅なわけだから、素敵気分を盛り上げるために、持っていくとしたらやはり森茉莉さんの美的エッセイか、甲斐みのりさんの京都エッセイかなぁ・・・と本に手を伸ばしたんだけど、なんだかピンとこなくて、結局選んだのはこれ・・・

なぜこれを持ってきた、私よ・・・
でも、『風邪の効用』は名著だと思う。野口先生の本は20代の頃にハマって、そして今でも、その考え方にはかなり影響を受けている。
本の後ろに記載されている紹介文↓
『風邪は治すべきものではない、経過するものであると主張する著者は、自然な経過を乱しさえしなければ、風邪をひいた後は、あたかも蛇が脱皮するように新鮮な体になると説く。本書は、「闘病」という言葉に象徴される現代の病気に対する考え方を一変させる。風邪を通して、人間の心や生き方を見つめた野口晴哉の名著。』

・・・じゃ、読みますわ。
でもその前に富士山見る。

はい、確認。

そして今、隣のビジネスマンが大きなため息をついた。難しそうな書類を前に頭を抱えている。ちょっと貧乏ゆすりも入っている。そして、私たちの間にある肘掛を占領している。いいけど。
まぁがんばれ・・・とパンダクッキーを食べながら応援しとく。

つづく。

京都旅2・京都に到着

01 18, 2017
京都旅1日目のつづき。新幹線で京都に向かっているところから。

12時17分、京都駅に到着。

なおやんとはめったにこっち方面には来ないから(なぜか西日本に寄り付かないなおやんである。西日本出身なのに・・・)京都に来るのは久しぶり。ちょうど一年ぶりか。

京都駅から嵯峨野線に乗り換え、今日泊まるホテルのある二条駅に移動。
12時50分、アーバンホテル京都二条プレミアムに到着。

まだ部屋には入れないので、フロントにリュックを預けとく。

13時、ホテルのロビーでKYONと合流。
京都が好き過ぎてとうとう京都に引っ越してしまったKYON・・・いや、京都がものすごく好きなのは知っていたけど、まさか本当に引っ越すとは。もちろん、旦那さんも息子くんも一緒。
人生一度きりだし、ほんと、好きなところに住めばいいんだよね・・・

そんな京都在住者となったKYONと、これから京都をそぞろ歩く。

つづく。

京都旅3・マヤルカ古書店

01 19, 2017
京都旅1日目(1月18日)のつづき。ホテルロビーでKYONと合流したところから。

13時。『アーバンホテル京都二条プレミアム』のロビーで合流後、まずは腹ごしらえ。
ちょうどホテルのロビーフロアに良さげなレストラン『カフェ・ラベンダー』があったので、そこに入る。
メニューを見ると、ハンバーグやオムライスなんかもあったけど、この後カフェやらなんやらをハシゴすることが予想されるので、ここは軽く、あっさり和風きのこパスタで。

食べながら、近況報告。
京都に引っ越して2ヶ月半が経ったKYON。もうバリバリの京都弁になってたりして・・・と思ったけど、まだ標準語だった。でも職場では京都弁に囲まれているらしく、イントネーションは自然と移ってきているらしい。そのうち「~しはる」とか言い出す予感。どなんしはったん?とか。ちなみに小1の息子くんはあっという間に京都弁を話すようになったとのこと。子供は早い。

パスタを食べ終わり、移動開始。
西陣のあたりをテクテク歩き、可愛らしい立て看板の前に辿り着いた。

『マヤルカ古書店』。この先の路地の奥にあるらしい。

ドキドキしながら細い路地を進むと、古めかしい町家が見えてきた。


この素敵な佇まい・・・長居しちゃう予感!

そして予感通り、45分間もこの小さなお店の中にいた私たち。
店内には古書や雑貨やこけしが並んでいて、物理的にはとてもこじんまりとしていたけど、なんというか、そこには小宇宙があった。店主さんの作り出す宇宙。その宇宙が心地よくて、ついつい長居してしまった。KYONは2冊、私は1冊購入し、「こういう家に住みたい・・・」「ちょうどいい間取りだよね・・・」と、古書っていうか物件でも見に行ったのか?というような感想を呟きながら、お店を後にした。まさか路地の先に宇宙が広がっているとはねぇ・・・さすが京都。

次も「路地先の小宇宙」を味わうべく、とあるカフェに向かうことに。

つづく。

京都旅4・猫になって歩く

01 19, 2017
京都旅1日目(1月18日)のつづき。マヤルカ古書店を出たところから。

14時55分。西陣あたりをテクテク歩いていたら、『浄福寺』というお寺さんが目の前に現れたので、お参りする。
お参り後、KYONの小1の息子くんの話になる。彼は神社やお寺に行くといつも「世界が平和になりますように・・・」とか「俺の命と引き換えに、みんなを救ってください・・・」とか、とにかく世界平和を真剣に祈っているらしい。ちなみにKYONが小1の頃には
「クラスの好きな男の子と両想いになりますように」
ということしか祈らなかったと。「なぜ私からこんな正義の味方が生まれたのか不思議・・・」とのこと。ほんと、正義って生まれつきだよね・・・

その後もひたすらテクテク歩く。KYONがどうしても行きたいカフェがあると言うので、二人で地図を見ながら歩いたけど、そのカフェがなかなか見つからない。すぐ近くまで来ているはずなのに、その、すぐ近くの場所になかなか辿り着けない。どうやら狭い路地を通って行くらしいけど、その路地自体が見当たらないのだ。

「これは・・・猫の視点になるしかないよ」
「猫なら見つけられるよね、その路地を」
「私たちは猫・・・」
「私たちはキャッツ・・・」

と、ミュージカルの稽古みたいなことを話しながらウロウロ歩いていたら・・・


せませま路地発見!!

おそるおそる進むと、

あった。
やっと見つけた、のばら珈琲。
異次元への扉が開いた感じ。

奥へ進み、お店へ入ってみる。

つづく・・・

京都旅5・のばら珈琲

01 19, 2017
京都旅1日目(1月18日)のつづき。のばら珈琲へと続く路地を発見したところから。

15時10分、道をぐるぐるまわって、やっとのばら珈琲に辿り着いた。

狭い路地。タイル張りの立て看板。なんだかおはなしの中に出てきそうな、そんな雰囲気。こびとさんたちから招待状を受け取った人しかここには来れないのよ、と言われても不思議ではない。

入口の扉の前で、しばし佇む。

普通に人のお宅みたい・・・「この扉、開けていいんだよね・・・?」と確認し合う。

扉を開けると、まず玄関。靴を脱いで上がる。

おじゃましまぁす

店内はまさに隠れ家といった風情。照明は暗めで、静かで、こじんまりとしている。



・・・なんだか、千と千尋の神隠しのキャッチコピー「トンネルの向こうは、不思議の国でした」by糸井重里、をもじりたくなる。せませま路地の向こうは、不思議の店でした・・・

席に座り、メニューを眺める。

メニューを眺めながらも、夢心地が止まらない。ほぅっ・・・(素敵過ぎてため息が出る病)

私はココアとブランデーケーキ、KYONはホットミルクとドーナツを注文。


ほぅっ・・・(あっまた出ちゃった)

食べながら、さきほどマヤルカ古書店で買った本を見せ合う。
まずはKYON。

・『とにかくうちに帰ります』津村記久子著
・『種まきノート―ちくちく、畑、ごはんの暮らし』早川ユミ著

早川ユミさんの方は、KYON曰く、なんとなく本を手に取りパッとページを開いたら、
「すばらしいものや人に会い、ちくちくの仕事にも巡り会ったのは、好きなことだけをしてきたから。
好きなことは、我慢や苦労と思わないで、すでにもうしてしまっているのです。」

という言葉が見えたそうな。その言葉に惹かれて買うことにしたとのこと。

私は萩原朔太郎の詩集。

昭和46年版の講談社文庫。完全にジャケ買い。
『旅上』という詩が好き・・・

ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん。
汽車が山道をゆくとき
みづいろの窓によりかかりて
われひとりうれしきことをおもはむ
五月の朝のしののめ
うら若草のもえいづる心まかせに。



ところで、私たちの足元にはこんなのが置かれていた。

ちいさなヒーターくん。あたたかぁい。

いや~ほんと、京都の路地裏には、こじんまりとしているのに宇宙的な広がりを感じさせるお店がたくさんある・・・

つづく。

京都旅6・何必館でのひととき

01 20, 2017
京都旅1日目(1月18日)のつづき。のばら珈琲で異次元的空間を味わったところから。

16時15分。のばら珈琲を出て、大通りのバス停からバスに乗り、四条大宮で下車。
そこから阪急線に乗り、河原町へ移動。

16時40分。四条大橋から鴨川を眺める。

川の音に耳を澄ましながら、KYONが
「京都に住めて、本当にしあわせ・・・」
と呟いた。京都に恋をしつづけ、とうとう家族全員で移住してしまったKYON。「好き」という気持ちが人生を動かす・・・

16時50分。祇園の街中を歩いていると、KYONが急に立ち止まった。なになに、なにかあるの?とキョロキョロ周りを見渡したら、目の前に美術館『何必館』が現れた。

こんなにぎにぎしい街中に美術館があったなんて。全然気づかなかった。KYONのお気に入りの美術館だそう。

というわけで入る。入館料1000円。
チケットの写真にしばし見入る。

ものすごく神秘的・・・と思ったら、まさにこの写真の像がエントランスのエレベーター前で迎えてくれた。独特な存在感を放つ枢機卿像・・・心の中でお辞儀しとく。

館内には、北大路魯山人、入江波光、白髪一雄、山口薫らの作品が展示されていた。
中でも、入江波光の作品はとても優しく、彼の名の通り、まさに『光』を感じる作品だった。
絵の写真は撮れなかったけど、彼の言葉はメモしてきた。

「困難というものを、いつも自分への一番新しい課題だと考えられたら、餘計に元氣が湧きはしませんか」
入江波光



・・・一方の白髪一雄作品。見ていて胸がザワザワしてきた。
「なんか・・・この絵、心臓のあたりがざわつくよ・・・」
と思わず呟いたところ、KYONも同様の意見だった。ていうか、白髪(しらが)さん、というお名前の時点ですでにインパクト大な上、なんと彼は、足で絵を描いていたらしい。天井から吊るしたロープにつかまって、こう、足で絵の具を広げていったと。「“白髪さん”という名前なのに、足を使うんだね・・・」と、よくわからない感想を言い合う。

それにしてもこの何必館、展示品だけではなく、展示品に添えられた説明文がこれまたどれも素敵だった。
何必館の館長さんは梶川芳友さんという方で、その梶川さんの言葉のひとつひとつに心が響いた。

『人は定説にしばられる。
学問でも、芸術でも人は定説にしばられ自由を失ってしまう。
定説を「何ぞ、必ずしも」と疑う自由な精神を持ち続けたいという私の願いから「何必館」と命名した。
「必」の字解は心に楔(くさび)を打つである。なれども上に「何」という字がきたときのみ疑問符となるとあった。そのところに光が見えた。』


・・・梶川芳友さんの言葉をまとめた本が欲しいよね・・・と二人でつぶやく。

最上階にある光庭を眺めながら、しばしポカンとする。

祇園のど真ん中にあるのに、この静寂・・・こころしずか・・・


この後は夕飯タイム。蒸し寿司を食べに行く。

つづく。
プロフィール

YUKA

Author:YUKA
都内在住・夫婦二人暮らし。
多趣味な夫にわりとついていく私のおぼえがき日記です。
たまにタリーズのベアフルやスタバのベアリスタたちと旅してます。
旅日記は旅先からのリアルタイム更新を心がけています。

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