退院しました

02 28, 2016
昨日、無事退院しました。
あっという間の入院生活だったな・・・

退院日当日は、7時半に最後の朝ごはんを食べ、その後ダラダラノロノロと荷造りをし、10時半に会計を済ませ(9万ちょっとだった)、11時、同室の皆様やお世話になった看護師さんたちに挨拶をして、両親に付き添われ退院。

手術直後はさすがにキツかったけど(切った痛みよりも、麻酔の副作用の方がかなりいただけなかった。ちょっと死ぬかと思った)でも、総合的にはラクな入院生活だった。一昨年の、10日間に渡るお尻の手術入院の方がよほどしんどかった。でもあれはあれで、しんどいわりにはギャグみたいなノリだったので、痛いけど、なぜか常に笑いがこみ上げてくる入院生活だったんだけど・・・(まぁ場所が場所なので、ギャグにしないとやってられない)

今回の産婦人科病棟は、なんというか、真面目だった。私以外。
患者さんたちも、看護師さんたちも、みんな真面目。(別に肛門科が不真面目と言っているわけではないけど、でもやっぱり、どこかお笑い系なんだよね・・・真剣になればなるほど、逆に笑っちゃうっていうか・・・)

産婦人科はやはり命の現場なので、空気が真剣。
新生児室や未熟児室、陣痛室や分娩室の前を通るたびに、なにやら敬礼したい気分になった。「お疲れ様です!!」って感じで。

消灯時間前に、遠くの部屋から
「ギァァァァー!いったぁぁぁい!イタイイタイイタイー!!(泣)」
という叫び声が聞こえてくることもあり、出産経験がない私はその痛さを想像してガクブルした。お産は昼も夜も関係ないからな・・・

で、そんな叫び声を聞いた次の日の朝に、新生児室に赤ちゃんが増えていると、「ファァァ生まれたんだねぇ!」と心の中で感涙したり。←何おばちゃんだよ・・・

同室の人たちとはみんな手術日が同じだったので、話せるまで体力が回復してからは「術後しんどくなかったですか?」「超しんどかった!」「尿の管もイヤだったー!」とあれこれ話したり。
ちなみに手術箇所はみんなバラバラ。卵巣嚢腫(私)、子宮外妊娠、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ。話を聞くと、みんな病状もいろいろだけど、人生もいろいろだった。島倉千代子の世界。


短い入院生活だったけど、なおやんと両親にはいろいろと助けてもらい、本当にありがたかった。
特に、なおやんがこまめに来てくれたのは嬉しかった(そして意外だった。普段面倒くさがりなので)。「夜勤明けで疲れてるだろうし、来なくてもいいよ」と言っても、「大丈夫!行くよ!」と言ってくれたことには、ちょっとジーンとしてしまった。

しかし・・・
(以下、面会ルームでの会話)

私「今日も来てくれてありがとう・・・」

な「いえいえ!」

私「悪いねぇ、こんなに来てもらっちゃって・・・ゴホゴホ」

な「なぁに!来週一人で北海道に行くことを思えば、このくらい!」

私「・・・え?」

な「・・・え?」

私「・・・え?!」

な「・・・えへ?」

・・・というわけで、退院直後の妻を置いて、なおやんは一人、ルンルンと北海道に行くらしい。なおやんの辞書に「自粛」という言葉はないのである。
・・・まぁいいや・・・またクマーズを連れて行ってもらおう。

とにかく、予定通り手術が終わってよかった。
全身麻酔から目が覚めた時は、
「・・・お腹は開けたんだろうか・・・私の卵巣は残ってるんだろうか・・・」
と何もかもが謎だらけだったけど(でもしんどすぎて、その時はそれを聞く元気はなかった)結局腹腔鏡でできたし、卵巣も残してもらえた。ありがたやありがたや・・・

さて、私も早く旅に行けるように、しばらくは治癒に専念することにしよう。復帰第一弾の旅は3月後半予定・・・

入院日記10~全身麻酔を反芻

02 26, 2016
入院4日目のつづき。術後2日目。

11時50分。お昼ごはん。

鶏の照り焼き、卵炒り豆腐、ブロッコリサラダ、ごはん、漬物。
おかずが少なくてごはんが余る。

13時。外来に呼ばれ、退院のための診察を受ける。
内診の結果、予定通り明日退院できるとのこと。
ここで初めて、手術中に撮ったお腹の中の写真をいろいろ見せられる。自分の体内って普段見ることがないから、すごく新鮮。この体に生まれてからずっと一緒にいるのに、そのビジュアルを知らずにいるもの、体内。見えないけど、一連托生だな。意識と身体は兄弟船だ。

15時半、なおやん現る。
なおやんはお昼ごはんをまだ食べていなかったらしく、お弁当を持参してきた。


わーおいしそー(←私の分はないので棒読み)
そして私は、なんだか今朝から笑いのハードルが下がっているらしく、このお弁当の掛け紙のブタの絶妙な表情だけで、しばらく笑いが止まらなくなってしまった。なんでこの表情にしたんだろ・・・

面会ルームでトンカツ弁当をもりもり食べるなおやんに、
「麻酔から覚めた時の私の様子、どうだった?」
と聞く。すると、
「しんどそうだった。顔色も悪かったしね・・・」
とのこと。そうでしょう、そうでしょうとも・・・。
この手術の何が一番辛かったかって、全身麻酔からの覚醒後の数時間が。一番きつかった。

思えば、5歳の時にやった全身麻酔は吸入式で、マスクから出てくる空気をスーハーするだけで寝ちゃうタイプの麻酔だった。あの時はわりと気持ちよかった記憶が・・・夢もバッチリ見たし。ずっと松本伊代の曲が流れているという陽気な夢を。
そして今回は静脈麻酔(点滴から入るタイプ)だったわけだけど、なんか、勝手が違った。
薬が効いた瞬間、ジワッと身体に変な感覚が走り、その後フワッと意識を失い、その1秒後に起こされた(実際には2時間後だったらしいが)、という感じ。ほんと、時間がスパッと切り取られた感覚。こんなの初めて。
普段も、睡眠中と覚醒中の時間感覚がズレることはよくあるけど、こんなに瞬間的なのはちょっと経験がない。手術中の2時間の間、「私」が消えちゃった感じ。どこにもいなくなっちゃった。
夢も、できれば幽体離脱でもして手術の様子を上から眺めていたいなぁと思っていたけど(←それ、もはや臨死体験じゃ・・・)夢も何も、夢を見る「私」が消えちゃったもんだから、何もできない。
・・・この感覚、覚えておこう・・・新鮮だから・・・

目が覚めた後は、手術した箇所が痛むのは5歳の時も今回も同じだけど、今回は麻酔の副作用がキツかった気がする。
特にビックリしたのが、目が覚めると同時に始まった身体の猛烈な震え。ガタガタガタガタガチガチガチガチ!と、私の震えで病院ごと揺れるのでは?というくらい、震えた(シバリングってやつ?)。身体が冷え切ってしまったらしい。看護師さんたちが大量の毛布や布団で包んでくれて、次第に落ち着いたけど、術後で体力が落ちている時にあの震えはしんどかった。というか、もう、何もかもがしんどかった。

でも、覚醒後の症状は本当に人それぞれみたいなので、シバリングは起こらない人は全く起こらないし、ただただ眠っていたいだけの人もいるみたいだし、吐き気や頭痛が出る人もいるみたいで。私は吐き気や頭痛は全くなかった。

まぁ、麻酔はしんどかったとはいえ、翌日にはもうカレーライスを食べられるほど回復したので、やはり腹腔鏡での手術はダメージは少ないんだろうな。

・・・と、ひと通り話した後、なおやんがおもむろにバッグを開け、私に見せてきた。

4クマーズ!
・・・って、あれ?私の知らない子がいる気がする・・・(左2匹)

な:「あ、その子たち?またタリーズからお迎えしたんだよ!」

とのこと。私がいない間に着々とクマを増やす夫・・・

というわけで、入院中の守護神=ゴリィくんと初顔合わせ。

「ド、ドモ・・・」

最後はみんなで記念撮影。

・・・背景が白くて天国みたいになってる・・・実際には病室のベッド。

2時間後、なおやんとクマーズ帰宅。

18時。夕食。

鮭のマヨネーズ焼き、豚汁、きゅうりの漬物、ごはん、羊羹。

さて、明日は退院だ!早いなぁ。

入院日記9~余裕の朝

02 26, 2016
入院4日目(術後2日目)。

おはようございます。
今朝は6時に起床。久々に熟睡できて爽快。
熱は36.6度。昨日は37.8度まで上がり、身体中の成分が体内で大運動会をしていたけど、今日はもう落ち着いた模様。
傷の痛みもほとんどない。なんて快適。

ただ、ガスがまだあまり出ていないのか、お腹がパンパンに張っていて苦しい。(手術はお腹にガスを入れて膨らませてやるらしい)
看護師さんからも「ガス、出てますか?」と聞かれるんだけど、気持ちのいい回答がなかなかできない。
なので、今日の私の仕事は「ガス(ってつまり・・・)をしっかり出すこと」だ。でも、恥じらっちゃってなかなか出ないんだよねこれが・・・こんなに堂々と周囲から「ガスを出しなさい」と言われることって普段ないから、なんか緊張しちゃって。普段は、逆だものね。普段は、なおやんから「ん?!・・・ゆかりこ、したでしょ?!」と、してないのに言われたりして、もう濡れ衣晴らすのが大変なんだから・・・

7時20分。朝ごはん。

ごはん、お味噌汁、ほうれん草の白和え、揚げ出し豆腐、牛乳。

この、牛乳のパックに書いてある言葉。

『みんなでおぼえよう「いかのおすし」』だって。
・ついて「イカ」ない
・くるまに「の」らない
・「お」おごえをだす
などなど、「知らない人についていっちゃダメ!」的な標語をまとめて、「いかのおすし」だそうな。
この「いかのおすし」がなぜかものすごくツボにハマってしまい(だって「いかのおすし」を覚えても、そこからひとつひとつの標語を思い出す方が逆に難しいわ!とか思っちゃって)カーテンの中で笑いをこらえるのが大変だった。クックックッ・・・と肩を震わせながら牛乳を飲んだけど、うっかりブーッ!!と吹き出さないか、ヒヤヒヤだった。まったく、笑わせないでもらいたい。笑うとお腹痛いんだから。

とりあえず、今日は「よく歩くこと」「よくガスを出すこと」「ブッダを読むこと」に専念します。

つづく・・・

入院日記8~やっと普通食

02 26, 2016
入院3日目(術後1日目)のつづき。

15時。両親現る。面会に来てくれた。
私の様子を見て、驚いていた。「もうこんなに元気になってるの?!」「昨日とは別人だなぁ」と。昨日は死にそうになってたしね・・・

デイルームに移動し、昨日の術後の家族説明で、ドクターからどんなことを話されたのか聞く。
摘出した嚢腫部分も見せてもらったみたいなので、「どんなだったどんなだった?!」と母に聞いたところ、
「うーん、なんか、ベチャーっとしてたわ」
とのこと。ま、チョコ嚢腫だしね。

しかし、これで8センチ大の嚢腫さんが体からいなくなったのか・・・と思うと、ちょっと寂しい気分になるのと同時に、「・・・嚢腫分の体重、減ったかな?」と浅ましいことを思ってしまう。いかん、また煩悩が出てしまった。

両親が帰ってからは、ブッダを読む。

手塚版ブッダとともに、私も心の修行を進めよう。

18時。夕食。
久々に食べる固形物。
術後一発目の食事でも、おかゆとかではなく容赦なく普通食なので、ちょっと心配だったけど、でもまぁあっさりしたものなら、ゆっくり噛めば大丈夫だよね・・・おかゆではなくても、せめてお腹にやさしい和食だろうし・・・と思っていた。

↓運ばれてきたもの


カ レ ー ラ イ ス だ よ ・・・

ちょっと、一瞬、ひるんだ。
この、食べること大好きな私でも、「うっ・・・カレーか・・・空っぽの胃にガツンときそうだ・・・」と、たじろいだ。
でも、なんやかんやで完食。福神漬けまで全部食べた。

身体も楽になってきたし、食欲もバッチリなので、もう明日は楽勝だな。快適に過ごせそう。
なにが快適って、このベッド。リモコン一つであちこち動かせるので最高。頭の部分をゆるく上げて、足の部分も少し折りまげる形が一番いい感じ。

こんな感じで入院3日目終了。

入院日記7~手術のこと

02 25, 2016
入院3日目のつづき。術後1日目。

10時過ぎ。
まずは点滴が抜ける。綾波レイ終了。
点滴って、人を一気に病人気分にさせるな・・・と実感。点滴が取れた途端、なんかものすごく気持ちが元気になった。山を駆け上りたい気分。

その後、足のマッサージ器(ひとつ前の記事参照)も取ってもらい、まずは軽く歩けるかチェック。→歩けた。
歩けることが確認できたので、尿の管を外す。これでやっと管が全部取れた!フリーダム!

看護師さんに手伝ってもらいながら、身体を拭き、手術着から入院着に着替える。これですっきり。

・・・と、ここまでが今朝の話。
ここからは昨日の術前術後の日記になります。

----

昨日(2月24日)。
お昼12時。手術予定時刻の1時間前。両親となおやんが病室に到着。
ベッド脇には椅子はひとつしかないので、両親にはデイルームで待っててもらい、なおやんと夫婦水入らずで話す。

なおやんは、美味しそうなパンをたくさん持参していた。
そして、絶食中の私に嫌がらせ。

な:「焼きそばパン、食うか・・・?」

他には、ルックチョコレートも持ってきていた。

ゴ:「ルックチョコ、くうか・・・?」

ううう・・・術前にこんな煩悩をくすぐるものを見せてくるとは・・・

まだ時間があるので、手術室へ行く直前に身につけるように言われている弾性ストッキングとT字帯(=ふんどし)を二人でしみじみ眺める。

・・・ふんどし、するのか・・・

両方とも袋を開け、弾性ストッキングの方だけでももう履いておこうかな~と私が言うと、
「まだダメだ!足が絞められて血が止まっちゃうよ?!
と怖がらせるなおやん。・・・そ、そうか・・・じゃ、やめとこ・・・と、まんまと影響を受けてしまった。(冷静に考えたら血が止まるわけないだろうに)

問題は、T字帯。

・・・ふんどしを締めたことがないから、装着方法がわからない・・・
なおやんとしばし悩む。そして、ググる。

お産経験者の人たちならやったことがあると思うけど、これ、布部分がお尻に垂れるように持って、紐を前で結んで、後ろの布部分を股下を通して前にエイヤッと持ってきて、前で結んだ紐に絡めて止める。これでできあがり。
ビジュアル的に、ちょっと、はずかしい。

13時半。手術室に呼ばれる。アワアワと慌てるなおやん。←なぜあなたが
両親となおやんとは病室でお別れ。私はメガネケースを持って、手術室まで歩いていく。

手術室前で名前、生年月日、手術する場所等を口頭でしっかり確認した後、手術台へ。(ここでメガネをはずした)
手術台に寝っころがり、心電図だのなんのかんのと身体に付けられる。
「ちょっと、緊張します・・・」
と私が言ったら、看護師さんが
「じゃ、音楽のボリューム、もう少し上げますね!」
と言って、それまでもずっとかかっていたらしいミスチルの曲(かかっていること自体全く気づいていなかった)のボリュームを上げてくれた。でも、どちらにせよ全然耳に入ってこない。ミスチルの何の曲だったのか、不明。

そしていよいよ麻酔。
まずは酸素マスクが口に当てられる。ドキドキ・・・
その後、点滴から徐々に麻酔薬が身体に入ってくる。ドキドキ・・・

まだかまだかまだなのか・・・と待っていたら、ついにその時が来た。
一瞬、身体中にジワッと変な感覚が走り、その直後に目の前が真っ暗になった。

そして次の瞬間。
「はい、手術終わりましたよー!」

?!?!?!

・・・ほんと、時間がスッポリ切り取られた感じだった。私の感覚では、手術時間、1秒。
麻酔中に夢を見られなかったのが残念。ほんと、残念。

しかし、目を覚ました途端、息苦しさが襲ってきた。酸素を送る管を気管まで突っ込んでいた影響からか、なんだか息がうまくできない。喉も痛い。
そして、なんといっても左下腹部がものすごく痛い。手術後すぐ、右手が左下腹部にいった。朦朧としていても、やはり痛いところに自然と手は行くものだな・・・

手術が腹腔鏡でできたのか、それとも開腹になったのか、ちょっと気になったけど、そんな真面目な話を聞く元気はなかった(何か話しかけられること自体がしんどい)ので、それは後で聞くことにする。

病室に帰ってきてからも、下腹部の痛みと朦朧感が止まらない。
でも、もしかしてこの朦朧感って、メガネをかけていないから世の中が朦朧として見えるだけでは?と思い、待っていてくれたなおやんに頼んでメガネをかけてもらった。(両親は私が病室に戻ってきたタイミングで帰宅。)メガネをかけたら、朦朧感は少し治まった。
それにしても、なおやんや両親がいてくれて本当に助かった。やはり心強い。
なおやんによると、手術は予定通り順調に進み、腹腔鏡でできたとのこと。手術時間は約2時間半。ホッとする。

夕方なおやんが帰ってからは、ひたすら寝たり起きたりを繰り返す。でも熟睡はできない。ちらっと寝ては、ちらっと起きる、の繰り返し。

そうこうしているうちに、翌朝(つまり今朝)になったと。


いやーやっぱり手術ってしんどいね!いまさらだけど!
でも、一昨年やったお尻の手術(旧ブログを読んでくださっていた方ならご存知でしょう・・・あの、10日間にわたる合宿のようだった入院生活を・・・)の方がいろいろ強烈だったので、まぁ、今回は普通・・・という印象。
あとは日にち薬だ。しっかり治そう。

つづく・・・かな?

入院日記6~術後の朝

02 25, 2016
入院3日目の朝。現在9時50分。

おはようございます。
昨日はあれから手術を受け、無事病室まで戻ってきたんだけど、いろいろしんどくてあまり寝られず・・・そうこうしているうちに朝になってしまった。
今はまだ点滴やら尿の管やらがついていて、歩くことはできない状態。
なにより煩わしいのは、この、足のマッサージ器。

↑何がどうなっているのかわからないけど、とりあえず私の目からはこう見えている謎の機械。血栓防止のため、このマッサージ器(フットポンプ)が昨日からずっと圧迫と弛緩を繰り返している。飽きもせず。
しかもこれ、結構外れやすいみたいで、夜中に私が寝返りを打つたびに外れてしまい、そして外れると「ピーピーピーピー」とアラームが鳴るので、焦るのなんのって。自分では直せないから、その度にいちいちナースコールで看護師さんを呼び、直してもらった。6回くらい、呼んでしまった。そもそもこっちは決死の覚悟で寝返りを打つのに(痛いわ管多いわで大仕事なのです)その上「この足のやつ、今度は外れないでよ・・・頼むよ・・・もう看護師さんを呼ぶのは申し訳ないから・・・」と、足のことまで気にかけなければならないなんて、なんかもう、いろいろ精神的に病んだ。なんで私がマッサージ器に気を使わねばならんのだ。(そしてビクビクしてると大抵外れ、ピーピーピーピー鳴かれる羽目に・・・)

はー。早くいろいろ取れないかな。

とりあえず、のちほど昨日のことをまとめようかと・・・手術前のこととか。
ちなみに手術自体は腹腔鏡でできたそうな。怖くてまだ傷は見ていないけど。

つづく・・・

入院日記5~手術日の朝

02 24, 2016
入院2日目。手術日。

おはようございます。
今朝は6時に起床。
・・・といってもあまり寝られなかったので、夜中の間も寝たり起きたりを繰り返していた。
消灯時間は21時だったけど、結局寝たのは2時前くらい。その後も何度も目が覚めた。(病室が暑くて、汗をかいて起きるパターン)

寝られなかったので、いろいろ考えてみた。
具体的に言うと「良性」とか「悪性」とかいう言葉について。(寝られなかったから考えたんじゃなくて、考えていたから寝られなかっただけでは・・・と今になって思う)

昨日の昼まで「まぁたぶん良性だよね~」と思っていたものが、一転し、「悪性かもね?」と言われた途端、思う様動揺した私の心。身体は何も変わっていないのに、認識が変わっただけで、ここまで心の反応が変わるなんて。結局認識の世界から抜け出せないのか私よ・・・唯識の世界・・・

と、しばらく悶々としていたんだけど、でも、しみじみ考えると、やっぱり「悪いものなんてひとつもない」わけで。
誰かから良性だの悪性だのレッテルを貼られても、レッテルはレッテルに過ぎず、ある視点から見た定義に過ぎず、本当は私の身体の中に悪者なんてどこにもいなくて、かと言って良い者もいなくて、みんな(全細胞たち)がただその役割を全うしているだけ・・・ただそれだけのことなのに、人間はあれやこれやと線を引き、意味づけしやがる。全く、愚かなことじゃ。(あれ、人格変わっちゃった)
ほんと、みんなよくやってくれてるよ。私が努力しなくても、臓器の皆さんも血液成分たちも勝手に働いてくれるんだもの。腫瘍も、ある意味では私自身の表現、芸術作品だ。なのに悪者扱いしてすまなんだ。
(※このブログの中の人は、体内成分を擬人化するクセが昔からあります)

で、ここまではいいんだけど、昨夜はそこから「身体がそうなら、世界もそうだよなぁ」と妄想が広がっちゃって。世界出てきちゃった。こうなるともう妄想が止まらない。
その後、地球、宇宙、世界の始まり、人類の起源・・・と、手塚治虫の火の鳥かよ、という感じで妄想は進み、最終的には
「『はまなす』ももうすぐラストランか~。さみしくなるな・・・」
というところに行き着いた。なぜ。

ま、今日の手術はどうなるかわからないけど、目が覚めてからのお楽しみってことで。

7時。浣腸してお腹を空っぽにした後、手術着に着替える。
手術はお昼からなのになぜこんなに早く着替えるのかというと、点滴があるから。

↑今この状態。綾波レイごっこでもやるか・・・

今日はもう飲み物も食べ物も口に入れないので、この点滴を美味しくいただくとする。

只今の時間は9時。
12時になおやんと両親が来てくれる予定。
今日はもう更新はできないと思うので、また明日。
みなさま御機嫌よう・・・

入院日記4~手術前夜

02 23, 2016
入院1日目のつづき。(まだ1日目なのにもう4記事目って、暇すぎ私)

18時。夜ごはん。

麻婆茄子、魚の揚げ浸し、とろろオクラ、ごはん、お味噌汁。
もちろん完食。
明日は一日絶食だし、明後日も食べるのは夜からなので、しばらく固形物とはオサラバだ。

18時半。両親となおやんに電話。
手術時間が決まったので、報告する。
どうやら午後からになるらしい。一番早くて13時頃。前の人の手術が長引けば、さらに遅くなるとのこと。
なんとなく、手術は朝イチの方が清々しくて気持ちいい感じがするけど、まぁしょうがない。ここは産婦人科病棟だから、お産もやっているし、先生たちもお忙しいのだろう。

そう、今いるところは妊婦さんたちもたくさんいる。よって、新生児ちゃんたちもたくさんいる。
私の病室の前がちょうど新生児室なので、もう、通るたびにチラッチラッと眺めさせていただき、勝手に癒されている次第。
赤ちゃんさんたちは、小さいのに、みんなエネルギーのかたまりって感じ。
どの人も、こんな時代があったんだね・・・脂ぎっているおじさんでさえも・・・

19時。看護師さんがやってきて、熱と血圧を測定後、浣腸される。もう、強制的に出す。
・・・こんな話を書くのはハシタナイけど、後進のためだ。(←いるのか?)俺の屍を越えてゆけ、だ。

下剤も効いていたので、スムーズに出た。
経験上、手術前にいかにお腹の中を空っぽにするかが大事な気がする。なんとなく、からっぽの方が術後ラクな気がする。
予定表を見ると、明日の朝もまた浣腸するらしい。どんとこい。

現在20時。あと1時間で就寝だ。
出産以外の手術組(私たち)はあとは寝るだけだけど、こうしている今も、陣痛室や分娩室に入っている人もいる。
陣痛室前にかかった名札を見て、
「がんばれ・・・!◯◯さん!」
と心の中でひそかに応援する。

さて、明日に備えて寝るか・・・
今日は意外と盛りだくさんだったので、疲れた。ほとんどベッドにいたけど、精神的にはリラックスと緊張の間にいるので、リラックスモードの時はダラダラしてるけど、緊張モードの時は無意味にベッドサイドの引き出しを開けたり閉めたりして、忙しかった。引き出しの開け閉めだけで、人はこんなにも疲れるのか・・・と、妙に感心した。日々学ぶことがあるな・・・

ではおやすみなさい。

入院日記3~なおやん現る

02 23, 2016
入院1日目のつづき。

15時。薬剤師さん現る。
透明の液体状の下剤を渡される。
これがまた、酸っぱくて酸っぱくて。CCレモンの数倍の酸っぱさ。でもまぁ、飲みきる。
ちなみにこの下剤は劇的に効くものではなく、かなりゆるいものらしいので、今すぐどうこうということはないらしい。なんだ・・・(←今すぐどうこうでもいいと思っていた。なんか、面白いから)

15時半。なおやん現る。バッグの中にクマ2匹忍ばせて。

「きたよーー」

病室の様子を伺うバリスタくん(左)とアドバイザーくん(右)のタリーズ同僚コンビ。

「キョロキョロ、キョロキョロ」
「どこでコーヒーつくればいいかな?」

ゴリィくん(守り神)も一緒に息抜き。

ゴリィ「つきそいもラクじゃないよ」

・・・と、病室でひそひそクマ遊びをし続けるのもなんなので、デイルームに移動し、お茶を飲みながらなおやんと話す。
シャワーをさっき浴びたけど、これからはもう退院まで入れない、だからクサくなるかもしれないけど、「ゆかりこクサイ!」とか失礼なことは言わないでね・・・と先に言っとく。
そしたら、
「わかった。ゆかりこに会う時はマスクしとくから大丈夫!」
とのこと。・・・そういうことじゃないだろ・・・

あとは、さっき担当医の先生から言われたシンドイ話(ひとつ前の日記参照)のことも報告。
もしかしたら開腹手術になるかもしれないし、今回は大丈夫でも、術後の検査結果次第ではまた入院になってしまうかもしれない・・・と話したら、さすがのなおやんもちょっとションボリしていた。
「なおやん・・・心配なの?」
と聞いたら、
「うん、心配・・・来月の旅行、行けるかどうか心配・・・」
って、またそっちかよぉぉ!!

・・・まぁ、いい。ブレないでいてくれて逆にありがとう・・・

ま、可能性のことをあれこれ言っててもしょうがないしね。またブッダでも読んで、無我の境地を極めよう。

で、これを書いている今は17時半。下剤、まだ効かず。

つづく・・・

入院日記2~許されたゴロゴロ生活

02 23, 2016
入院1日目のつづき。

13時半。シャワータイム。
入院中にシャワーを浴びられるのは、たぶんこれが最初で最後。
4日間シャワーを浴びられないのか・・・・・・まぁいいや。水木しげる大先生のラバウルでの生活を思えば、5日間お風呂に入らないなんて痒くもなんともない。いや、痒いかもしれないが。

個人的には、数日お風呂に入らないことはそれほど気にならないけど、なおやんが
「くんくん・・・くんくん・・・ゆかりこクサイ~!」
とか言ってきそうで(たぶん、いや、絶対言ってくる。なおやんとはそういう人だ)そっちの方が気になる。術後はメンタルも弱ってるかもしれないから、そういう乙女を傷つけるようなことは言わないでくれ、と事前に言っておこう・・・

シャワーから出てからは、ダラダラタイム。
寝転がって『ブッダ』を読む。

入院中にブッダを読むだなんて、昇天でもする気か・・・?と思われそうだけど、今どうしても読みたくて。手塚治虫ファンのくせしてなぜか今までちゃんと読んだことがなかった。

しかし・・・こうやってダラダラ漫画を読んでいると、まるでネットカフェにでも来ているかのような気持ちになる。なんだここは。天国か?

・・・がしかし、この直後(14時半頃)天国から地獄に落とされる。
担当医の先生から呼ばれ、急遽内診することに。そして内診後、私のMRI画像からあまりよくないもの(ってなんだよぉぉぉ)がちょっこし見えているとのお話が。
まぁ8センチだしねぇ。結構大きいよねぇ・・・
詳しいことは術後に細胞検査をしないとわからないけど、とりあえず明日は開腹に切り替える可能性もまぁまぁあるみたいで。ちょっと、落ち込んだ。
・・・ま、どうなるかわからないけど、起こることが起こるだけだな、と、気持ちを切り替える。起こることはどうやっても起こるから、私は力を抜いてボケっとしとこう・・・ブッダでも読みながら。

もうすぐ15時になる。
下剤を飲む時間だな・・・

つづく。(今日はヒマだから筆が進む)
プロフィール

YUKA

Author:YUKA
都内在住・夫婦二人暮らし。
多趣味な夫にわりとついていく私のおぼえがき日記です。
旅日記は旅先からのリアルタイム更新を心がけています。
(しかし最近は家に帰ってからノロノロと更新することも増えました…)

リンクフリー。コメント大歓迎。
※本ブログのリンク集は都合により現在非表示にしています





にほんブログ村 ライフスタイルブログ 二人暮らしへ
にほんブログ村 旅行ブログ 夫婦旅行へ

カレンダー
01 | 2016/02 | 03
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 - - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
はじめまして (1)
日記 (39)
女子の集い (24)
なおやん帖 (13)
読んだり観たり (28)
入院・術後日記 (15)
東京おでかけ帖 (10)
★旅日記★ (646)
2017年08月 豊橋・飯田線 (0)
2017年08月 山形花火大会 (4)
2017年08月 東北まつり旅 (12)
2017年07月 京都 (10)
2017年07月 長野・新潟 (4)
2017年07月 沖縄 (13)
2017年06月 東北うろうろ (18)
2017年06月 沖縄 (14)
2017年05月 観音崎・東京湾フェリー (3)
2017年05月 四国ふたたび (20)
2017年04月 四国うろうろ (26)
2017年04月 東北ぶらり旅 (15)
2017年04月 中部鉄道旅 (12)
2017年03月 新潟・山形 (12)
2017年02月 盛岡・松川温泉 (14)
2017年02月 北海道・塩狩峠 (17)
2017年01月 中の湯温泉 (8)
2017年01月 房総鉄道旅 (3)
2017年01月 京都 (15)
2017年01月 北陸 (12)
2017年01月 銚子・初日の出号 (5)
2016年12月 新潟 (9)
2016年12月 松本 (3)
2016年12月 香港 (22)
2016年11月 北海道 (10)
2016年11月 茨城 (9)
2016年10月 松本・安曇野 (8)
2016年10月 長野 (12)
2016年09月 郡山・会津若松 (6)
2016年09月 静岡・浜松 (6)
2016年09月 東北うろうろ (16)
2016年08月 南房総乗りつくし旅 (4)
2016年08月 南房総 (5)
2016年08月 福島 (7)
2016年08月 山形花笠・仙台七夕祭り (8)
2016年07月 青森・北海道 (19)
2016年07月 南房総 (9)
2016年06月 沖縄 (15)
2016年06月 東北・国鉄485系ラストラン (10)
2016年06月 盛岡 (7)
2016年06月 ELレトロ福島号 (5)
2016年05月 会津若松 (8)
2016年05月 広島帰省 (3)
2016年04月 台湾一周旅 (18)
2016年04月 沼津・三島 (2)
2016年03月 北海道・フェリー・はまなす (16)
2016年02月 北海道・塩狩峠 (15)
2016年01月 北海道・塩狩峠 (14)
2016年01月 京都 (11)
2016年01月 青森・北海道 (18)
2016年01月 松本・浅間温泉 (8)
2015年12月 北海道 (17)
2015年11月 北海道 (10)
2015年10月 黒川温泉・大分 (12)
2015年09月 大分 (10)
2015年09月 村上・酒田・秋田 (9)
2015年09月 長野 (5)
2015年08月 横川・軽井沢・上田 (7)
2015年07月 台湾一周旅 (20)
2015年07月 沖縄 (16)
月別アーカイブ
検索フォーム