京都旅2・山水の世界に浸る

02 06, 2018
京都旅1日目のつづき。同志社大学内のレストランでランチを食べたところから。(毎度のことながら、今回もKYONの直感に従って京都を歩く)

1月28日。
14時。同志社から歩いてすぐのところにある相国寺へ。

場所的には大学のすぐ近くなのに、空気がガラッと変わる。ほんと、京都って箱庭みたい。狭い中にいろんな宇宙がギュギュッと詰まっている。

ふわふわと雪が舞う中、境内を歩く。

KYON曰く、
「京都の雪って、こんな風にふわふわ舞う感じで降ることが多くて、思わず見惚れるの」
とのこと。たしかに東京ではこんな降り方はしないかも・・・東京の雪は、気がつくと横にバーっと降っていることが多いような。それか、みぞれ。

傘をささずに雪を楽しみながら歩いていたら、承天閣美術館に辿り着いた。

お寺の中に美術館があるなんて、すてき。

開催中の展示は、『山水~隠谷の声・遊山の詩』。

禅思想と深く結びついた山水画の世界をじっくりと堪能する。

墨の濃淡だけで描かれた山水画を眺めながら、「余白の美しさ」についてしみじみ考えた。余白って、何もないようで、何もかもがある、って感じ・・・うまく言えないけど・・・。音楽でもついつい音符に目が行くけど、実は「休符」がものすごく大切だし、とにかくこの「間」というか、「沈黙」の存在意義はとてつもなく深い。いや、「何もない」のに「“存在”意義」って、なんか矛盾してる気もするけど。・・・などと言い始めたら「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」という究極の問いにぶち当たるので、そこは深くは考えないことにする。

「何もない」と、ついついそこを埋めたくなるけど、実はその「何もない」ことこそが調和なんだな・・・と。山水画を見て、そんなことを思った。
ちなみに我が家では、私が掃除をして部屋にスペースを作ると、なおやんがすかさずその場を物で埋めてしまう。掃除しても掃除しても埋まる(鉄道部品やら雑誌やらで)。まさにいたちごっこ・・・調和ではなく、カオス。余白が美しい水墨画の世界とは程遠い・・・(でもある意味では、このいたちごっこっぷりこそが私たちにとっての調和とも言えるので、ま、視点次第ですね)

絵だけではなく、印象的な詩や解説文にもたくさん出会えた。

「蕩子の生涯、貯蓄無し。
山雲渓月、これ青氈。」


という言葉で始まる夢窓疎石の詩。
この詩を読みながら
「『生涯、貯蓄無し』って、私のことみたい・・・」
と語るKYON。
でも、「山雲渓月、これ青氈。(渓に山、雲に月、この山水こそがわが家宝なのだ)」と思うことができれば、本当に幸せだよね・・・としみじみする。

ちなみにこの詩はこう続く。

「東西白く踏む一条の路、
途中と家舎の辺に在らず。」


東へ西へとただ真実への一本道を歩み続けていて、どこが途中でどこが家かの区別もない、という意味。こういう心持ちで生きていきたいものだ。


美術館を出て、賀茂川を渡り、お次は河合神社へ向かう。


つづく。

京都旅1・学生生活が始まる40歳

02 06, 2018
1月28日。
品川10時07分発ののぞみ221号に乗り、いざ京都へ。今回は京都在住のKYONとの会合を兼ねた旅なので、京都に向かったのは私一人。夫婦旅ではないのでゆっくりと窓側席を堪能する(鉄オタの夫が一緒だと、高確率で窓側席には座れない)。

12時17分、京都駅に到着。

はー着いた着いた。品川から2時間ちょい・・・近いもんだ。

まずはホテルに荷物を預ける。
今回のお宿は京都タワーの隣にあるホテル法華クラブ京都。

京都駅から徒歩1分。荷物を置いてすぐに移動開始できるので便利。

12時50分。地下鉄に乗り、今出川駅へ。改札前でKYONと落ち合う。KYONの姿を見ると、赤いマフラー、グレーのコート、黒いパンツ・・・と、私と全く同じ格好で、なんか笑った。たまたまお揃いになってしまった。

そんなペアルックの我々がまず向かったのは、同志社大学の今出川キャンパス。

12年前に京都に来た時、KYONはこの同志社の前で派手に転んだんだけど、なんというか、あれは非常に印象深い転倒であった。人が転ぶ姿を見て「印象深い」も何もないけど、でも、あの転倒がしっかり「今」に繋がっているような、そんな気がして・・・。あの時は二人ともまだ20代で、千葉に住んでいて、もちろん結婚もしていなくて、なんかいろいろ悩んでいた。
あれから12年経った今、KYONは京都に移住して、しかも、4月から看護学校に通うという。KYONも「まさか自分が京都で学生になるだなんて思ってもいなかった」と言っているけど、ほんと、人生何がどうなるかわからないものだよ・・・
(KYONの看護師ブログはこちら→40代、看護師への道

ランチはこの同志社の学食で食べることにする。

学食といっても、雰囲気は完全に立派なレストラン。

『アマーク・ド・パラディ 寒梅館』。

いいなぁ。大学内にこんなステキなレストランがあるなんて。

食券を買い(どのメニューも500~700円くらい。学生さんに優しいお値段設定)カフェテリアに並んで自分の料理を受け取り、席へ。

私はハンバーグセット(味噌デミグラスソース)。KYONはオムライス。

このハンバーグがまた美味しくて・・・付け合わせのマカロニサラダも絶品。

そしてこのハンバーグを食べながらKYONの姿を見たら、コートを脱いでからもお揃いだった(グリーンのセーター)。ここまで揃うと、もはや制服・・・

食べながら、4月から通う看護学校の話を聞く。
KYONの息子くんは今小学2年生なので、そのくらいの子供がいるお母さんだと子供の学校生活や進路のことで頭がいっぱいになりがちなのでは、と思うけど、KYONの場合は
「看護学校の球技大会が今から地味にストレスだよ・・・球技が苦手なの・・・」
と、自分の学校生活のことで胸がいっぱいらしい。注射や採血の練習への不安ではなく、まさかの球技の心配。
でも、仕事や子育てをしながら受験勉強をして、試験に合格し、この先も仕事や子育てに加えて自分も学校に通う(球技もこなす)って、本当にパワフルだと思う。眩しい40歳だよ・・・

ちなみにKYONが言った言葉で印象的だったのが、
「子供の進路は子供自身の魂が知っているから大丈夫」
というもの。思わずメモさせていただいた。

お次は相国寺の中にある承天閣美術館へ向かう。
つづく・・・

高熱ダウン

02 06, 2018
最近夫婦揃って体調が悪く、なおやんは先週、私は今週(昨日と今日)、仕事をお休みしてしまった。
なおやんの方はだいぶ復活してきたけど、私はまだ熱の余韻が残っていて(38.5度まで出た)身体中がだるい。
ちなみにインフルエンザの検査もしたけど、私は陰性だった(なおやんは病院には行っていないので不明)。

でもまぁ、発熱すると、熱が下がった後は身体が新しくなったような、脱皮したような、そんなスッキリとした感じになるので、今はツライけど、この風邪が通り過ぎるのが楽しみ。発熱後は身体が軽くなるので、発熱はチャンスだと思っている・・・デトックスにもなりそうだし。

ここ3日間はずっと布団の中にいたので、なんだか布団に私のいろんな成分(主に湿っている成分・・・イヤだね)が染み付いてしまった感じがするので、さっき久々に布団を干した。やっぱりお日さまの光は最強。ベランダに出て太陽の光を浴びたら、なんだか一気に回復してきた気がする。これで後は土の上にでも寝転んだらすぐに治る気がするけど(←自然児)さすがに近所に外で寝転がれる場所はないので、まぁ家で転がっておくとする・・・。この調子でいけば明日は出社できるかな。

それにしても、風邪をひいた時って、リンゴジュースとか桃ゼリーとかを食べたくなるのはなぜだろう。毎回、食べたくなる。子供の頃に母がよく用意してくれたからかな。私が熱を出したらリンゴをすりおろしてくれたりしたものだ・・・懐かしい。

一方、大人になった今。
高熱マックスの時にどうしてもリンゴジュースが飲みたくなり、冷蔵庫の中でなおやんが大事に眠らせていた青森の瓶入りリンゴジュースを私が容赦なく開けてガブガブ飲んだところ、それに気づいたなおやんが
「あーー!!リンゴジュースが開けられてる!ゆかりこ、ものすごく飲んだでしょ!」
と言ってきた。ああ飲んださ!へっへーんだ!と開き直る私←高熱利権
とにかく、大人になったら「自力」がモノを言うというか。治してもらう、ではなく、治す!!という強い意志が必要。そのためには人のリンゴジュースを飲むことさえ厭わない・・・


・・・それにしても、今回はたまたま同じくらいの時期に二人とも具合が悪くなったので、「どっちの方が体調が悪いか」ということをついつい競い合ってしまう私たちがいる。
私が
「ゴホゴホ!あーー咳が止まらない」
と言うと、なおやんも負けじと
「ゴホッ!ゥゲホォ!あーー僕もまだ咳が抜けないわー」
と言い、なおやんが
「ズルズル・・・チーン!(と鼻をかんで)あーー鼻水がまだまだ出るわ」
と言うと、私が
「ううーー・・・なんか寒気がするなぁ。熱がまだまだ下がらないんだな」
とアピールする。なんだこの競争。まさに「かよわい者利権」の奪い合い。


とまぁ、久々にダウンしていたわけですが、だいぶ復活してきたので、そろそろブログも再開させることにします。
京都旅日記もまとめないとね。
0 CommentsPosted in 日記
プロフィール

YUKA

Author:YUKA
都内在住・夫婦二人暮らし。
多趣味な夫にわりとついていく私のおぼえがき日記です。
旅日記は旅先からのリアルタイム更新を心がけています。
(しかし最近は家に帰ってからノロノロと更新することも増えました…)

リンクフリー。コメント大歓迎。
※本ブログのリンク集は都合により現在非表示にしています





にほんブログ村 ライフスタイルブログ 二人暮らしへ
にほんブログ村 旅行ブログ 夫婦旅行へ

カレンダー
01 | 2018/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
はじめまして (1)
日記 (56)
女子の集い (28)
なおやん帖 (15)
読んだり観たり (40)
入院・術後日記 (15)
東京おでかけ帖 (15)
★旅日記★ (795)
2018年04月 四国・岡山 (13)
2018年03月 山陰うろうろ (9)
2018年03月 松本 (3)
2018年02月 北海道・塩狩峠 (12)
2018年01月 京都 (11)
2018年01月 石川 (7)
2018年01月 年越しサンライズ (10)
2017年12月 山形 (3)
2017年12月 横浜 (4)
2017年11月 台湾 (18)
2017年11月 福島・山形 (9)
2017年10月 長野・十日町 (4)
2017年10月 長野車中泊 (9)
2017年09月 東北車中泊 (11)
2017年09月 長野・北海道 (21)
2017年08月 豊橋・飯田線 (5)
2017年08月 山形花火大会 (4)
2017年08月 東北まつり旅 (12)
2017年07月 京都 (10)
2017年07月 長野・新潟 (4)
2017年07月 沖縄 (13)
2017年06月 東北うろうろ (18)
2017年06月 沖縄 (14)
2017年05月 観音崎 (3)
2017年05月 四国ふたたび (20)
2017年04月 四国うろうろ (26)
2017年04月 東北ぶらり旅 (15)
2017年04月 中部鉄道旅 (12)
2017年03月 新潟・山形 (12)
2017年02月 盛岡・松川温泉 (14)
2017年02月 北海道・塩狩峠 (17)
2017年01月 中の湯温泉 (8)
2017年01月 房総鉄道旅 (3)
2017年01月 京都 (15)
2017年01月 北陸 (12)
2017年01月 銚子・初日の出号 (5)
2016年12月 新潟 (9)
2016年12月 松本 (3)
2016年12月 香港 (22)
2016年11月 北海道 (10)
2016年11月 茨城 (9)
2016年10月 松本・安曇野 (8)
2016年10月 長野 (12)
2016年09月 郡山・会津若松 (6)
2016年09月 静岡・浜松 (6)
2016年09月 東北うろうろ (16)
2016年08月 南房総 (4)
2016年08月 南房総 (5)
2016年08月 福島 (7)
2016年08月 山形花笠祭り (8)
2016年07月 青森・北海道 (19)
2016年07月 南房総 (9)
2016年06月 沖縄 (15)
2016年06月 東北・国鉄485系 (10)
2016年06月 盛岡 (7)
2016年06月 ELレトロ福島号 (5)
2016年05月 会津若松 (8)
2016年05月 広島帰省 (3)
2016年04月 台湾一周旅 (18)
2016年04月 沼津・三島 (2)
2016年03月 北海道・はまなす (16)
2016年02月 北海道・塩狩峠 (15)
2016年01月 北海道・塩狩峠 (14)
2016年01月 京都 (11)
2016年01月 青森・北海道 (18)
2016年01月 松本・浅間温泉 (8)
2015年12月 北海道 (17)
2015年11月 北海道 (10)
2015年10月 黒川温泉・大分 (12)
2015年09月 大分 (10)
2015年09月 村上・酒田・秋田 (9)
2015年09月 長野 (5)
2015年08月 横川・軽井沢・上田 (7)
2015年07月 台湾一周旅 (20)
2015年07月 沖縄 (16)
月別アーカイブ
検索フォーム