京都旅8・建仁寺の庭

02 11, 2018
京都旅2日目のつづき。スマート珈琲店→山本覚馬・八重邸跡→祇園白川→摩利支尊天堂→恵美須神社→…

1月29日。
10時。建仁寺の拝観入口へ。

拝観料は500円。なんと、全館写真撮影自由!なんという懐の広さ・・・

というわけで、遠慮なくパシパシ撮らせていただく。
入ってすぐのお部屋に展示されているのは、有名な風神雷神図屏風。俵屋宗達の作品。

この風神様と雷神様の表情・・・一度見たら忘れられない。

このお顔を見ると、なんだか風邪が治りそうな気分になる・・・

風邪薬の改源のCM効果か。
(ちなみにこの日記を書いている今は絶賛風邪引き中で、咳と鼻水が止まらない。風神様にお願いして吹き飛ばしてもらうか・・・)

さらに進み、法堂へ。

こんなところまで写真撮影オッケーだなんて。大抵のお寺では撮影NGだけど、ここ建仁寺では「どうぞどうぞ」と懐を開いてくれている。ありがたやありがたや・・・

天井の双龍図が迫ってくる。

静かなお堂の中で、龍たちの迫力が際立つ。
この双龍図を眺めながら、
「龍っていろんな人が描いてるよね」
「描きたくなるなにかがあるんだろうね・・・」
と話す。鳥山明も描いてるしね・・・ボールを7つ集めると出てくる龍を・・・

建仁寺には日本庭園が点在していて、たくさんのお庭を楽しめる。
枯山水様式の石庭「大雄苑(だいおうえん)」を眺めながら、静かな時を過ごす。

本当に静か・・・祇園の真ん中にあるのに、喧騒の気配を全く感じない。

この庭を眺めながら、KYONが
「自分の庭を持たなくても、京都にはこうやってたくさんの庭があるから、いつでも見に来られるんだよね・・・」
と呟いた。

手元に置かなくても、何の問題もない。見るもの全てが宝・・・

・・・という心持ちで空をボーッと眺める。

なんだかとっても禅気分・・・

もうひとつ、今度はこちらのお庭の前でホッコリさせていただく。


◯△◻︎乃庭。まるさんかくしかくの庭、と読むらしい。かわいい響き。

お庭の中に、まる、さんかく、しかく、が隠されているとのこと。
井戸が四角、砂紋が丸・・・あと三角は?と思ったら、どうやら盛られた白砂が三角を表しているらしい。(私たちはこの盛られた白砂が見つけられなくて、「・・・屋根が三角を表すのかな?」「わからないけど・・・まぁ見方は自由だよね」とフリーダムに眺めていた)

まぁ難しいことは考えず、深刻になりすぎず、そのまま生きていけばいいのでしょうね・・・と思わせる◯△◻︎乃庭。


建仁寺でゆっくり過ごした後、今度は六波羅蜜寺へ向かう。

つづく。

京都旅7・水鳥、亥、えびす様

02 11, 2018
京都旅2日目のつづき。スマート珈琲店で朝ごはんを食べたところから。

1月29日。
9時。祇園白川を歩く。


石畳の道、白川の流れ、連なる町家・・・なんとも味があって、これぞまさに京都、という風情。

京都の何気にツボなところは、水鳥があちこちで見られること。

ずんぐりむっくりなアオサギ。ムギュッ!って感じ。

9時20分。建仁寺へ。

臨済宗のお寺。

拝観できるのは10時からなので、先に境内を散策する。

綺麗に整えられたお庭。まさに人間の美意識と自然との融合・・・

と、しみじみしていたら、またアオサギさんがいた。

橋の頂点に佇んで微動だにしない。まるでこのお庭の主のよう。
そしてこの主のようなアオサギさんから目が離せない私(←鳥好き)。思わず「鳥さんこんにちは・・・お邪魔しています・・・」と話しかけたり。

その様子を見ていたKYONから
「なんかここ、ラピュタみたいだね。あの鳥は動かないロボット兵なの・・・そのロボット兵に話しかけるYUKAは、ちょっとシータに見えたよ」
と言われ、なんかよくわからないけど
「ありがとう・・・」
と礼を言う私。

境内を歩いていたら、こんな案内板が。

『摩利支尊天 ご参詣順路』。

この案内板に沿って進んでみると・・・

摩利支尊天堂に辿り着いた。建仁寺の塔頭(たっちゅう=禅宗寺院に付随する小寺院)のひとつ、禅居庵の境内にあるお堂。

ここに祀られている神様=摩利支尊天のお使いは、狛犬ならぬ狛イノシシ。


お尻がプリプリしている。

お参り後、イノシシのおみくじを引いてみた。

おみくじというか、このかわいらしいイノシシさんが目当てなんだけど。
イノシシさんのお尻から赤い紐が出ていて、それをピューっと引っ張るとおみくじが出てくるというもの。なかなかシュール。
おみくじには
『何事も運に任せ思いわずらうな』
と書かれていたので、これからもますます運任せの人生を進んでいこうと心に決めた。

9時50分。建仁寺のお隣にある恵美須神社へ。

建仁寺の拝観時間(10時~)まであと10分あるので、時間もピッタリ。

七福神さん、大好きなんです・・・

えびす様に限らず、皆さんふくふくとしていて、笑顔で、見ているこっちまで笑顔になるという。笑う門には福きたる、だな。

お参り後、本殿の左側にまわると、謎の戸が。

この戸、何かというと、えびす様のお肩を表しているらしい。

説明書きを読んでみる。

「優しくトントンと叩いてください。
(えびす様のお肩をたたくお詣りです。ノックをされるように優しくお願いいたします)」

・・・というわけで、優しく優しく、心を込めて、トントントン、と叩かせていただいた。えびす様が目を閉じて「はぁ~ごくらくごくらく・・・」とニッコリされている図が私の脳内に浮かんだ。

お次はいよいよ建仁寺拝観へ。
つづく。

京都旅6・スマート珈琲で過ごす朝

02 11, 2018
京都旅2日目の朝。京都駅前のホテル法華クラブにひとり宿泊中。

1月29日。
7時半、ホテルをチェックアウト。フロントに荷物を預け、本日のお出かけ開始。
京都駅から地下鉄に乗り、京都市役所前駅に移動。7時50分に改札前でKYONと合流し、寺町通へ向かう。

で、辿り着いたのはこちらのお店。


スマート珈琲店。来るのは久々。
「今日はここで朝ごはんを食べよう」とKYONに言われ、いいねいいね!私もなんだかスマート珈琲にまた行きたいと思っていたところだよ!と喜ぶ私。
今回に限らず、京都旅の時はいつも街歩きのルートはKYONにおまかせしているんだけど、本当に、KYONは京都旅の名コンダクターだと思う。私一人では目には入ってこないような素敵な場所に案内してもらえるし、しかもなぜか、どこに行っても人混みに当たらない。スイスイと流れるように歩けるので、ルートのアレンジが上手なんだと思う。

8時の開店と同時に入店。

一番のり。
革張りのレトロなソファーが醸し出す昭和感・・・ほんと落ち着く。心に余裕がある紳士的なおじさまに包まれているような、そんな気分になる。

私はホットケーキ、KYONはフレンチトースト。

バターとシロップをたっぷりかけるぞ

厚さもしっかり。

自分で焼くと、こんなに厚くはならない。なんかいつも、フライパンの中で生地がブワァーってだらしなく広がってしまうんだよ・・・分量の問題か。


8時45分。お店を出てテクテク歩いていたら、KYONが「ここ・・・」と急に立ち止まった。

この石碑・・・『北隣地 明治時代山本覚馬・八重邸跡』とある。

大河ドラマ『八重の桜』で綾瀬はるかちゃんが演じた八重と、そのお兄さんである山本覚馬(演じたのは西島秀俊さん)が住んでいたお屋敷の跡地らしい。

人生の後半は看護師としての道を歩んだ山本八重(新島八重)。彼女も40代後半から看護師になったわけだから、これから看護学校に通い始めるKYONにとってはある意味先輩みたいな存在になるのかな。
人生、新しいことを始めるのに年齢は関係ないんだね・・・と、八重の生き方を見ているとなんだか勇気付けられる。

お次は祇園を通り、建仁寺方面へ向かう。

つづく。

京都旅5・一乗寺でのひととき

02 09, 2018
京都旅1日目の続き。同志社大のレストラン→承天閣美術館→河合神社→レッスン見学→カフェ猫町→…

1月28日。
19時半。恵文社一乗寺店へ。

本好き・本屋好きが集まる場所。

夜に来るのは初めてだけど、なんだか外国みたい。明かりの感じが。

中に入るとそこにはめくるめく活字の世界が・・・まさに本のセレクトショップ。
本だけでなく小冊子も充実しているので、ミニコミ好きにはたまらない。

恵文社で小冊子を2冊、本を1冊購入した後、近くのカフェ・きさら堂に移動。

本日最後のカフェタイム。

お茶が出てくるのを待つ間、恵文社で買った本を広げてニマニマする。

・『音楽が教えてくれたこと』
・『台湾旅行記 声はどこから』
・『古本屋がえらぶ気ままにオールタイムベストテン』

どれもこれも読む前から大満足・・・(←本を買った後はいつもそうだけど)
『音楽が教えてくれたこと』は甲斐みのりさんと中島愛さんによる乙女歌謡についての対談集。

誰もが通る、少女から大人に変化していく過程で味わう甘酸っぱい気持ちや切ない気持ち・・・歌謡曲の世界にはそんな恋心を歌った曲がたくさん存在する。
何気に(なんか悔しいけど)秋元康!彼の作詞した曲を、幼い頃の私はよく口ずさんでいた。主におニャン子クラブ絡みの歌だけど。
「うしろゆびさされ組」のデビュー曲が好き、と甲斐さんが言っていて、うわー私も!と共感した。

『趣味が悪いねと
まわりの友達は言うわ
だけど愛はいつだって
答えがあるわけじゃない』

(「うしろゆびさされ組」より)

という歌詞とか、子供ながらに「そうか・・・答えはないのか」と妙に感心した覚えが。

なぜこの本を手に取ったのかって、実は最近ある人の恋愛相談に乗っていて、毎日のように「あの人が好き過ぎて苦しい」というメールがくるので、「恋ってそんなにツライものだったっけ?」と思い。
その人は私より10歳近くも年上なんだけど、ものすごくピュアな恋をしていて(彼女も相手の男性も独身なので、不倫とかではない)彼女の話を聞くたびに「彼女は今、まさに少女のような恋をしているんだな・・・」と感心してしまうので。
私は少女とは程遠いかもしれないけど、せめてこの乙女歌謡の本でも読んで、甘酸っぱい気持ちを思い出そうかと。

KYONが買った本も見せてもらった。

『いのちを呼びさますもの —ひとのこころとからだ—』。著者は東大病院の稲葉俊郎先生。これから看護学校に通うKYONにぴったりの本。少し読ませてもらっただけでも、本から優しさと洞察力、柔らかさが伝わってきた。

いちごタルトとローズヒップティーで一日を締めくくる。

ふぅ・・・夜に味わうタルト・・・なおやんとの旅でもよく夜にスイーツを食べるけど、なおやんとだと「おらおら食べるぞー!」って感じになるけど、KYONとの女子旅だと、なんか、ものすごく静かな気持ちになる・・・なんだろう、この違い。

そんな素敵な気分で1日目終了。
「明日は朝7時50分に京都市役所前に集合ね」と約束して、KYONと別れる。

ホテルに戻り、なおやんに電話。
「今青森だよー!明日は八戸に行くよ!」
と言われる。そちらも楽しそうでなにより。

京都旅2日目につづく。

京都旅4・猫町で人生を語る

02 09, 2018
京都旅1日目の続き。同志社大内のレストラン→承天閣美術館→河合神社→レッスン見学→…

1月28日。
17時半。カフェ猫町へ。


ここに来るのは2回目。入り口前は観葉植物でまるで森のようになっているので、パッと見だけだと通り過ぎてしまうかも。それが、猫町・・・ゆっくり歩いた時にだけ見える町・・・

暖かい隠れ家、といった雰囲気の店内。

なんだかホッとする。テーブル席にゆったり座らせてもらう。

ディナータイムが始まるまで30分ほど時間があるので、まずは先にお茶を飲むことに。

ふわふわに泡だてられたミルクがのった紅茶。

お茶を飲みながら、「人生の進路決定の時期」について、あれこれ語る。
例えば日本では、高校を卒業したらだいたい18歳から22歳の間に大学や短大、専門学校等に行って、その後社会人、みたいな流れがあるけど、なんかもう、そういうレールは無くしていいんじゃないかね・・・と。

「本当は、大学も行きたくなった時に行けばいいんだよね・・・」

「人生を時期で区切るから、おかしなことになるんだろうね」

「10代でやりたいことを決めろと言われても、やりたいことがない場合はそりゃ焦るよ」

「その人その人のタイミングがあるしね・・・子供の頃からやりたいことがはっきりしている人もいれば、50代になってから見つかる人もいるしねぇ、こればかりは」

・・・そして二人とも、「私みたいな子供の親は、ほんと大変だと思う・・・」と、自分の親に対してほんのり同情した。
私はその時その時の思いつきでやりたいことをパーっとやって、で、ある程度まで出来るようになったら飽きて、それをポイっと捨てる(捨てたら見向きもしなくなる)という性格なので、ほんと、親もさぞ失望しただろうな・・・と。
なんかこう、世間的には「幼い頃からずっとその道一筋!」「持続は力なり!」という美学が蔓延っているから、「やめる」という選択はダメ人間の烙印を押されてしまうというか。一度始めたことはやり通せ!逃げるな!ってね・・・。だからこそ、学校や会社を辞められなくて自殺してしまう人がいるんだろうけど・・・。
私も若い頃はこの「やり通せ!」という世間の声と、自分の中の「もうこれは捨てていいのでは?」という声との狭間でよく悩んだけど、この歳になったら「やり通す人生もあれば、やっては捨てて行く人生もある」と思うようになったので、そんなに罪悪感を感じなくなってきた。(そう思ったら、このブログだけはよく続いているよね・・・こんなに飽き性なのに)

KYONはKYONで40歳にして看護学校に入学するし(→KYONの看護師ブログ)なんかもう、一度きりの人生をどう使うも自分次第、ってことだね。

18時を過ぎたところで、夜のお食事メニューを注文。二人ともグラタンにした。

私は牡蠣と野菜のグラタン。くつくつくつくついってる・・・!

ホワイトソースと牡蠣とチーズのハーモニー。

あっつあつ!牡蠣好きにはたまらない。

食後にデザート・・・と思ったけど、グラタンでかなりお腹いっぱいになったので、少し散歩することに。恵文社一乗寺店まで歩く。

つづく。
プロフィール

YUKA

Author:YUKA
都内在住・夫婦二人暮らし。
多趣味な夫にわりとついていく私のおぼえがき日記です。
旅日記は旅先からのリアルタイム更新を心がけています。
(しかし最近は家に帰ってからノロノロと更新することも増えました…)

リンクフリー。コメント大歓迎。
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